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ダイエット 運動

2018/10/03
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運動することは、血糖値や血圧、血中脂質について、さまざまな健康効果をもたらしてくれます。  運動をするとインスリンの働きが改善されます。これによって正常化されるのが血糖値です。血糖は膵臓から分泌されるインスリンの働きで、筋肉に取り込まれることにより、その値が正常の範囲に保たれます。インスリンの働きが悪いと、血糖値の高い状態が続いてしまいます。これは、血管へのダメージにつながり、糖尿病のリスクを高めてしまいます。  血糖値を改善するには、できれば毎日、最低でも週に3日以上の運動が必要です。1日20分以上、週に計150分以上の運動が目安となります。タイミングとしては血糖値の上昇がピークとなる、食後30分~60分の間がベストでしょう。有酸素運動と筋力運動のどちらもオススメできます。 一方、運動を習慣化すると代謝が活発になることで全身の血流が良くなり、脂肪細胞から分泌される物質が正常化し、体重の減少につながります。これによって高血圧が改善されます。  また、運動では血中脂質の改善も期待できます。血液中には中性脂肪やコレステロールなどの脂質が含まれています。これらはからだに必要な脂質ですが、中性脂肪や悪玉コレステロールが多すぎると、さまざまな病気につながるリスクが高まります。  有酸素運動を定期的に行うと、血液中の中性脂肪がエネルギーとして消費され、悪玉コレステロールを分解し減少させる効果があることも知られています。また、定期的な運動は、善玉コレステロールの増加にもつながります。  血圧と血中脂質を改善するには、やはり可能であれば毎日、最低でも週に3日以上の運動が必要です。運動時間は1日30分以上。10分間の運動を3回に分けておこなっても大丈夫です。運動の種類としては、ウォーキングや水泳などの有酸素運動が効果的でしょう。なお、血圧を改善するには、血圧が安定しているタイミングで運動を行うことが重要です。